衆院本会議で施政方針演説する安倍晋三首相=24日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)【拡大】
施政方針演説で、首相はその具体策を提示した。地域を限定して規制緩和を進める国家戦略特区の対象地域を3月中に選定▽復興特別法人税の1年前倒し廃止▽米国立衛生研究所(NIH)を手本にした「日本版NIH」の創設-などだ。コメの生産調整(減反)廃止など農政の大改革に取り組むことも訴えた。
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉についても「米国とともに、交渉をリードし、国益にかなう最善の判断をする」と意欲を見せた。
政府は24日、当面3年間を「集中改革期間」と位置づける成長戦略の実行計画を閣議決定した。
ただ、昨年6月にまとめた現在の成長戦略は、医療や農業、雇用など業界団体や族議員の抵抗の強い分野の規制緩和と法人実効税率の引き下げに関し踏み込み不足が指摘された。いずれも成長戦略の本丸とされ、政府は今年6月の改定に向け検討中だ。反対を抑え、どう成果を上げるか。その成否はアベノミクスの行方を大きく左右する。