衆院本会議で施政方針演説する安倍晋三首相=24日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)【拡大】
首相は政治の進め方について、産経新聞元日付で掲載した作詞家、秋元康氏との対談で、こう熱く語っていた。首相は閣議決定で解釈見直しを行う方針だが、公明党の反対を押し切る形だと政権は大いに揺らぐ。実現できないと、首相を支持してきた人たちの期待が落胆に変わりかねない。
演説では、沖縄への配慮も目立った。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾=ぎのわん=市)の名護市辺野古への移設を進める決意を強調した上で、「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、『できることは全て行う』との姿勢で取り組む」と基地負担軽減への努力を誓った。同時に、沖縄を「21世紀のアジアの架け橋」「21世紀の成長モデル」と称賛し、平成33年度まで毎年3千億円台の予算確保を強調した。
19日の名護市長選は市長権限で移設阻止を公言する現職が再選した。移設には沖縄の理解を求める忍耐強い取り組みが必要になる。
首相は演説で「やれば、できる」と4回訴えた。政権1年目は経済再生や2020年東京五輪の招致実現などの成果を挙げたが、2年目はいよいよ歴代政権が果たせなかった課題と向き合う。(酒井充)