財政演説を行う麻生太郎財務相=24日午後、衆院本会議場【拡大】
一方、麻生財務相は「(日本に比べ法人税率が低い)欧州では消費税は20%を超えている。日本も法人税を下げて消費税を20%にするという議論になるか」「(直接税、間接税の割合である)直間比率問題もある。産業政策として法人税率を一律に語ることはどうか」などの課題を列挙。この上で「大局的なものとして考えなくてはならない」と語り、実現を急ぐ甘利経済再生相の姿勢を批判した。
麻生財務相は同日の財政演説でも「デフレ不況からの脱却と財政健全化の好循環の実現」を強調。財源問題も大きいとの認識を示した。
2014年度税制改正では、復興特別法人税の前倒し廃止が官邸サイドの強い圧力で、押し切られた経緯があり、財務省には「極めて強い警戒感」(幹部)がある。
■今後の税制改正をめぐる動き
1月24日 通常国会が開幕
4月 1日 消費税率を8%に引き上げ
6月中 骨太の方針とりまとめ
12月中 消費税率10%への引き上げを首相が判断
12月中旬 2015年度与党税制改正大綱をとりまとめ
2015年10月 消費税率を10%に引き上げ(法律通りの場合)