新株価指数「JPX日経インデックス400」に連動するETFを上場させた日興アセットマネジメントの柴田拓美社長(左)に上場通知書を手渡す日本取引所グループの斉藤惇CEO=28日、東京証券取引所【拡大】
株式と同じように機動的に売買できるETF(上場投資信託)が、本格的な普及期に入ってきた。28日には、日本取引所グループなどが算出する新株価指数「JPX日経インデックス400」に連動する2本が東京証券取引所に上場。東証に上場するETFは、予定を含めて150本を数える。東証はこれまで、上場本数を増やすことを主眼に取り組んできたが、今後は売買の活性化や市場規模の拡大が課題になりそうだ。(高橋寛次)
新株価指数「JPX日経インデックス400」は、企業がどれだけ資本を効率的に使っているかを示すROE(株主資本利益率)などを基準に選ばれた上場企業400社で構成され、今年から算出が始まった。28日に上場したのはいずれも、この指数に連動した値動きを目指すもので、野村アセットマネジメントと日興アセットマネジメントが組成。日興アセットの柴田拓美社長は上場セレモニー後、「業績を基準に選ばれた多様な企業に平易に投資できる商品で、上場は意義深い」と強調した。
同じ指数を連動対象とするETFの値動きはほとんど同じだが、分配金の額や支払い基準日、投資家が運用会社などに払う手数料に相当する信託報酬が異なり、運用期間を経てそれぞれの特徴が出てくる。来月6日にも、JPX日経インデックス400に連動する三菱UFJ投信のETFが上場し、これが東証の150本目となる。