一方、輸出額は13年後半から回復軌道に乗り、10月は前年同月比14%増、11月は19%増、12月は15.8%増と2桁成長が続いている。なかでも電子部品輸出は12月に前年同月比26%増と大きく伸びた。
フィリピンのアジア・パシフィック大学のエコノミスト、ビクター・アボラ氏は、13年後半から米国経済が回復の兆しを見せ始めたことに伴い、電子部品の需要が高まっていると指摘し「14年の輸出総額は前年比8~10%増になるだろう」との見解を示した。
フィリピンは13年の国内総生産(GDP)成長率見通しが前年比7.2%と高成長を続けている。このため、同国への投資機運が強まり、輸出を牽引(けんいん)する製造業の生産拡大も期待される。12月の製造業生産高は前年同月比26.5%増で、10年3月以降では最大の伸びを記録した。同国政府は高成長を追い風に14年の輸出額を前年比6%増としたい考えだ。(シンガポール支局)