インドで新聞・テレビなどマスコミや、映画など娯楽ビジネスを含むメディア・エンターテインメント産業が拡大している。インド商工会議所連合会(FICCI)と蘭大手会計事務所KPMGが今月発表した調査報告では、同産業の市場規模が今後4年間、年率14.2%で成長し、2018年には1兆7858億ルピー(約2兆9823億円)に達すると予測している。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
13年の同産業の市場規模は前年比12%増の9200億ルピーだった。インド経済の長期低迷を尻目に、同産業は着実に成長を遂げているとFICCI幹部は指摘する。
同産業のなかでも、成長著しいのがインターネットを中心とするデジタル広告だ。18年まで年率27.7%で拡大を続けるという。背景にはインドでネット利用者数が急拡大していることがあげられる。同国ではネット利用者が13年に前年比40%増の2億1400万人に達し、うち1億3000万人が携帯電話などのモバイル端末でネットを利用している。
同報告では今後、ネット上の交流サイトなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)をはじめとする新しいメディアの利用が一層進むとしている。
また、インドは現在、地上デジタル放送の普及が地方でも進んでいることなどから、テレビ業界の市場規模が13年の4170億ルピーから年率16%で成長し、18年には8850億ルピーへと倍増が見込まれる。(ニューデリー支局)