デフレ下で低価格競争の先陣を切った牛丼業界だが、安部社長は「2~3カ月は客数減に伴い売り上げも減少するだろうが、その後は元に戻る」と述べ、デフレの出口は近いとみる。
デフレ脱却へ向けて、1年前に異次元緩和に踏み出した日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁は3月11日の記者会見で「長らく低位にあった予想物価上昇率は徐々に上がってきている」と、デフレ脱却へ自信を示した。
日銀が掲げる2%の物価上昇率目標には、消費税増税の影響を含めていない。それでも、今後もモノの値段が上がると消費者が想定すれば、『値段が上がる前に買っておく』という心理が働き、消費が刺激されてモノが売れるようになるというデフレ脱却の筋書きを描く。
ただ、政府は「少なくとも消費税引き上げ後、一定期間の経済状況は見極めないといけない」(内閣府幹部)と慎重な姿勢を崩していない。