アップルは、タッチスクリーンで指をスライドさせてロック解除を行う機能など、5つの特許をサムスンが無断で使用していると主張。特許使用料など総額で20億ドル(約2038億円)の支払いを求めている。
これに対し、サムスンも自社の動画や音声のデータ送信技術に関する特許がアップルの製品に無断で使われているとし、総額700万ドルの支払いを要求した。
今月1日に米カリフォルニア州の連邦裁判所で始まった審理では、サムスンの代理人が、アップルが特許侵害を訴えている技術を開発したのは米グーグルだと指摘。アップルが今回の訴訟で標的としているのは米国市場でシェア7割を占めるグーグルが開発したOS(基本ソフト)「アンドロイド」だと主張した。
アップルの代理人はこの主張に対し、「製品に機能を搭載する最終決定をしたのはサムスンであってグーグルではない」と反論した。