経済財政諮問会議であいさつする安倍首相(右から2人目)=9日午後、首相官邸【拡大】
現在35%程度の法人実効税率の引き下げをめぐっては、甘利氏が7日、「私と安倍首相の思いは一致している」と述べ、甘利氏が主張する「5年で20%台」が政府の数値目標になるとの認識を示した。しかし、法人実効税率1%の引き下げは4700億円の税収減となる。このため、どう減税の穴を埋めるかが焦点だ。
甘利氏は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」に伴う税収の上ぶれを活用すれば「穴」を埋められるとの考えを示す。これに対し自民党税調の野田会長は税収の上ぶれ分を減税財源に使えば2020年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する目標の達成が難しくなるとして、「恒久減税には課税ベースの拡大などによる恒久的な財源の確保が欠かせない」との立場を崩さない。
財源の認識に隔たりがある中、どう落としどころを見いだせるかが、骨太方針での書きぶりを左右する。