経産省が開いた電力システム改革の制度設計に関する有識者作業部会=23日、東京都千代田区の経産省【拡大】
今後、標準化して管理する情報の内容など詳細について検討を進め、16年の小売り全面自由化にあわせて専用システムを本格稼働させる。
政府は、電力システム改革を20年まで3段階で進める計画。その第2弾として6月に成立した改正電気事業法は、一般家庭を含むすべての電力小売りを自由化するのに必要な具体的な措置が盛り込まれた。
これにより、消費者が他地域の電力会社や新規参入業者などを自由に選べるようになる。政府は新規参入を促すことで、サービスの多様化や料金引き下げにつなげることを狙う。ただ、そのためには新規参入業者を増やすための環境整備が課題となっている。
大手電力の「越境販売」や新電力の参入状況
ケース 事例 件数
大手電力同士の越境販売 九州電力が中国電力管内のスーパーに販売 1件
大手電力が子会社の新電力 関西電力子会社が東京電力管内で販売 十数件
を通じて他電力管内で販売 中部電力子会社が東京電力管内で販売 10万キロワット(件数は非公表)程度
新電力の販売 最大手エネットが沖縄を除く全国9電力管内で電力小売り エネットの顧客1万8000件