台湾からの観光客向けに菓子類を充実させている土産物店=沖縄県石垣市【拡大】
特産品販売を強化
沖縄県の訪日外国人数は1~6月で前年同期比1.7倍の約40万2000人。国・地域別では台湾が最多で全体の約4割を占め、韓国や中国本土、香港を含めたアジア勢では8割以上になる。欧米などからも訪問客を増やし、特産品を購入してもらうことが課題だ。
外国人誘致に向け、県では沖縄が発祥の地とされる「空手」を観光資源として生かそうと、豊見城市に空手道会館(仮称)の建設を計画している。今秋着工、2016年4月オープンの予定で「世界のファンや関係者が集まる拠点にしたい」(観光振興課)という。あわせて黒糖や泡盛、マンゴーなどの特産品を改めて「沖縄ブランド」として売り出しを強化する方針だ。
石垣島など離島群は、ダイビングの名所として国内外に根強いファンがいる。欧米人ダイバーも立ち寄るカフェを石垣島で経営する永山真治さんは「自然の中でゆったりした時間を買うリゾートとして開拓する余地はある。地元の人は外国人観光客が何を望むのか、十分に理解できていない部分もある」と話す。
いかに観光資源を掘り起こして、より多くの訪日客を呼び込み、地域の特産品を購入してもらうか。政府が目指す観光立国の実現に向け、地域の取り組みを育成する態勢作りが課題となる。(藤沢志穂子、森田晶宏)