地方の生き残り、30万都市圏で若者定着を 最重要は雇用創出 (3/4ページ)

2014.8.24 07:21

 最重要は若者の雇用

 地方の存続には、若者をつなぎとめ、大都市に出た若者を呼び戻すことが必要だ。

 美しい景観や伝統・文化の掘り起こしなど街の魅力を高めるのはもちろんだが、最重要ポイントは、若者が働きたくなる職場の創出である。安定した仕事がなければ若者は定着できない。企業誘致だけでなく、起業支援や地域ブランドの育成も急がれる。

 第2のポイントは市街地の「にぎわい」だ。街に活気や刺激がなくては、若い世代を引きつけることは難しい。

 「国土のグランドデザイン」によれば、3大都市圏を除く地域では、10万人以上の都市を核とする「30万人都市圏」に百貨店や映画館、大学、救命救急センターといったサービスが存在する。

 見方を変えれば、この規模を割り込むとサービス内容によっては企業が撤退を検討し始めるということである。いかに「30万人都市圏」をつくるかが、地方生き残りの目安の一つともなりそうだ。

 「にぎわい」は若者の雇用確保とも密接に関係する。大型商業施設や病院などは、若者の雇用の場でもあるからだ。これらが撤退や倒産に追い込まれたのでは、そこで働く若者たちが職を失い、大都会流出に拍車がかかる。

コンパクトな市街地とすることで「にぎわい」も生み出される

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