甘利TPP担当相(右)とフロマン米通商代表部代表。豪閣僚会合を前にさや当てを演じた(共同)【拡大】
また、年内合意の可能性に関しては「五分五分」との見通しも示した。
一方、フロマン氏はTPPが安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の鍵を握るとし、「安倍首相が示した大胆なビジョンが、TPP交渉の場にも反映されることを心待ちにしている」と述べ、日本に譲歩を求める構えをみせた。
TPP交渉の日米協議をめぐっては、9月23~24日に米ワシントンで甘利氏とフロマン氏による閣僚協議が開かれたが、物別れに終わった。甘利氏は日本が譲歩案を示したのに対し、米国が歩み寄ろうとしなかったのが原因との認識で、決着には米国も一定の譲歩が欠かせないとの考え。しかし、フロマン氏の講演からは姿勢の軟化はうかがえず、日米双方の溝が改めて浮き彫りとなった。