ファッション化するジルバブ インドネシア 女性の着用急増 (2/2ページ)

2014.10.15 05:00

イスラムファッション衣料店「ゾヤ」。約1メートル四方の大きさのジルバブが主流だが、最近は腰までかかる大きめのタイプがトレンドだという=西ジャワ州・デポイック

イスラムファッション衣料店「ゾヤ」。約1メートル四方の大きさのジルバブが主流だが、最近は腰までかかる大きめのタイプがトレンドだという=西ジャワ州・デポイック【拡大】

  • ジルバブをまとって高級ショッピングモールで買い物をする女性。ジルバブの色や素材、巻き方はさまざまだ=グランド・インドネシア(中央ジャカルタ)

 ◆「信仰心変わらない」

 さらに彼女は、ウェブサイトなどでさまざまなジルバブの巻き方を紹介して女性たちの心をつかんだ。ジルバブに幾重かの折り返しを加えたもの、首から下の部分を右や左へ流したもの、ワンポイントの飾りを付けたものなど、彼女の影響を受けたスタイルでジルバブをまとった女性が街を行き交う。

 こうした流れに対し、ジルバブの本来の目的が変わってきたと批判する年配者やイスラム関係者もいるが、前述の20代後半の女性は「もちろん、信仰心は変わらないから問題ないのでは」と受け流す。

 一般の女性が使うジルバブは1枚100~200円程度のものが大半で、1人平均10~20枚を所有し、毎日、「着替え」ている。おしゃれ好きな女性は50枚以上も持っているという。

 全国に100店以上の支店を持つイスラムファッション衣料店「ゾヤ」は、デザイナーが手がけたカラフルな模様の入ったジルバブなどイスラム衣装を販売している。ゾヤで売れ筋のジルバブは約800円。一般のものと比べるとかなり高価だ。30代前半の若い婦人が客の主流で、年々、来客数も増えているという。

 信仰上の論議はあるものの、「寛容の国」インドネシアでのジルバブをはじめとしたイスラムファッションの流れは、今後も女性の心をつかみ続けそうだ。(在インドネシア・フリーライター 横山裕一)

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