「地元・群馬の名産である下仁田ネギや、こんにゃくを購入した点ですが、政治活動でおつきあいのある県外の方への贈答であり、なおかつ地元の名産を紹介することは、地元・群馬の振興にもつながるものと思っておりました。ベビー用品や化粧品などの購入につきましては、私が子を持つ女性議員であることから、報道などで、私の子や、私の化粧品の購入ではないかとの誤解を示されるコメントがありました」
「しかし、ベビー用品は父(注:故小渕恵三元首相)の代からご支援いただいている県外の方の家族の出産祝いや、お誕生日祝いといった社交儀礼として購入したものであり、また、化粧品や服飾品などは、私が団長として海外に出張した際のお土産として購入し、お渡ししたものでした。一部報道には関係者に品物を贈るのは個人としての社交であるからポケットマネーで行うべきである、とのご指摘がありますが、会社や団体が経済活動の中で、関係者に経費で社交儀礼をするのと同じく、政治家が政治活動を行う中で、さまざまな人と交流を持ち、人脈を広げていくことは重要な仕事の1つであり、政治活動の経費として認められるものと思っています。また、私の義理の兄が経営する服飾雑貨店から物品を購入している点ですが、このお店は私の姉がデザインした品物を販売しており、一般の品物とはまた違った話題で交流を深めるきっかけになるので、大変、重宝をしています」
「次に、小渕優子後援会が実施した観劇会等の後援会行事の収支に関する疑問についてご説明を申し上げます。後援会の収支報告書によれば、観劇の費用として計上された入場料や、バス代などの支出額が、観劇の参加費として参加者から徴収した収入額を上回っている年があることから、不足分を後援会で補填(ほてん)したのではないか、そうだとすれば選挙区の者に対する寄付であり、公職選挙法に抵触するのではないか、とのご指摘がありました」