10月の月例報告で基調判断を下方修正 「弱さがみられる」と2カ月連続で

2014.10.21 17:53

月例経済報告等に関する関係閣僚会議に臨む安倍首相(左から4人目)ら=21日午後、首相官邸

月例経済報告等に関する関係閣僚会議に臨む安倍首相(左から4人目)ら=21日午後、首相官邸【拡大】

 政府は21日発表した10月の月例経済報告で、景気の基調判断を「このところ弱さがみられる」と下方修正した。9月にも引き下げており、2カ月連続の下方修正は平成24年8月~11月以来、ほぼ2年ぶり。4月の消費税増税後、個人消費の不振が続き、生産も低迷しているため。

 ただ、雇用・所得環境の改善を受けて、景気は緩やかな回復基調にあるとの見方は維持した。

 同日の関係閣僚会議で、甘利明経済再生担当相が報告した。基調判断は、9月に「一部に弱さもみられる」として、5カ月ぶりに引き下げたばかり。消費税増税や天候不順の影響で個人消費が落ち込み、企業の生産が低迷しているとの判断から、10月は「弱さがみられる」との表現に強めた。

 個別項目では、9月に「弱含んでいる」とした生産の判断を下方修正。売れ行きが鈍っている自動車や家電などの減産傾向を踏まえて、「このところ減少している」に変更した。

 内閣府は「反動減の影響で消費は足踏み状態がみられている。生産も低下し、在庫が増加している状況を踏まえて判断した」としている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。