インドのカフェ各社、利益確保に苦心 高コスト体質改善へブランド売却 (1/3ページ)

2014.11.11 05:56

 インドのカフェ市場は拡大が続いているものの、各社が利益の確保に苦心している。市場の高コスト体質や、カフェを社交の場として利用する消費者が多いことなどが要因だ。現在の市場規模は170億ルピー(約315億円)で、ここ数年は年率20%以上の勢いで成長が続く一方、ブランドの売却や新たな提携先の模索といった動きが慌ただしくなっている。現地経済紙エコノミック・タイムズなどが報じた。

 社交の場と認識

 蘭コンサルティング大手KPMGはインドのカフェ市場について、客単価が低く、各店舗とも大幅な売り上げ増が見込めない厳しい分野だと分析する。

 同国では、カフェは友人などとの会話を楽しむ社交の場として認識されており、食事が目的のピザやハンバーガーといった他のレストランチェーンと比較して、消費意欲が希薄な客が大半を占めるとの見解だ。

 また、小売業者にとって好条件の場所が限定されるため、店舗賃料の高止まりが続いてコスト上昇の原因になっている。

豪グロリア・ジーンズ・コーヒーはインド事業の撤退を検討

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。