インドのカフェ各社、利益確保に苦心 高コスト体質改善へブランド売却 (2/3ページ)

2014.11.11 05:56

 KPMGは、インド国内の一般的なカフェの売り上げ100ルピーに対して、店舗の賃料や人件費を含む営業コストが55ルピー、コーヒーや食品の材料コストが35ルピー、店舗の利益となるのは残り10ルピーだと指摘している。営業コストのうち、賃料は15~18%に達しており、人件費の10%を大きく上回って最多となっているもようだ。

 今年8月には伊カフェチェーンのラバッツァが、インドで展開していたカフェブランドのバリスタ・コーヒーを地場カーネーション・ホスピタリティーに10億ルピーで売却した。同ブランドは2007年にラバッツァが48億ルピーで買収したが、期待していたほどの収益が得られず、売却時には全190店舗中30店舗が赤字の状態だったという。

 さらに、英コスタ・コーヒーが地場企業との経営をめぐる「見解の相違」から新たな提携先を模索するほか、豪グロリア・ジーンズ・コーヒーはインド事業の撤退を検討している。

紅茶のイメージが強いインドでも、コーヒーを楽しむ消費者が増加

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。