諸外国に比べて少ないスポーツ投資
一方、文科省は日本のスポーツ関係予算が諸外国に比べて少ないことを強調する。同省によると、国内総生産(GDP)に占めるスポーツ予算(学校体育関連を除く)は英国が日本の10倍、フランスは11倍、スウェーデンが13倍、カナダが4倍。同じアジアでも中国は1.7倍、韓国は5.2倍だ。
同省競技スポーツ課は「ライバル国に負けない環境整備に先行投資もせず、選手にメダルという高い結果を求めるのは酷だ」と反論する。
■競技力底上げへ厳しく選別
ただ、文部科学省は選手強化費の配分について大きく転換する方針。来年4月以降、これまで日本スポーツ振興センター(JSC)や日本オリンピック委員会(JOC)など複数の団体が各競技団体に予算を配分していたのをやめ、新たな独立行政法人が一括して各団体に配分する仕組みにする。予算の透明性を高め、予算増額に理解を得たい考えだ。