韓国・国家技術標準院は昨年12月、経済的な波及効果が大きい新技術の一つにヘムに用いられている動力分散方式の推進技術を選定した。韓国政府の入れ込みようがうがかえる。聯合ニュースは「(新型車両が)一般走行速度の370キロで走れば、ソウルから釜山まで1時間30分台での移動が可能だ」と報じた。
ヘムは、2013年から来年8月までに10万キロの試験走行を行い、最終的には時速450キロの最高速度を達成する目標を掲げている。なぜ450キロかというと、新幹線の最高速度が443キロだから。韓国・国土交通省はその後、時速600キロ級の高速列車の開発を目指すのだという。
この計画が実現すれば、世界で100番目あたりの広さを誇る韓国の国土(日本の3分の1以下)なら、どこに行くにもあっという間に到着してしまうだろう。