1万8000円台に回復した日経平均株価を示すボード=8日午前、東京都中央区(蔵賢斗撮影)【拡大】
8日午前の東京株式市場は乱高下した。午前に発表された7~9月期の国内総生産(GDP)改定値が速報値より悪化したことで、朝方も加速していた円安が一服。これを受けて、寄り付き後に続伸して1万8000円台を回復した日経平均株価は急落して値下がりに転じ、一時1万7800円台まで後退した。
日経平均株価の午前終値は、前週末比0円84銭高の1万7921円29銭。寄り付き後に110円高の1万8030円まで値上がりし、取引時間中としては2007年7月下旬以来、7年4カ月ぶりに1万8000円台を回復した。
しかし高値をつけてからは一転、急落に転じた。前週末終値を割り込み、10時15分すぎには50円安の1万7869円まで値を下げた。高値からの下げ幅は160円を超えた。その後は再び上昇に向かった。
円相場は前週末に引き続き、円安ドル高の流れとなっており、午前8時ごろには一時1ドル=121円80銭台まで下落。2007年7月下旬以来の円安ドル高水準を更新した。だがGDP下方修正の発表などがきっかけとなり上昇に転じた。10時すぎには1ドル=121円30銭台まで上げた。株式市場がこれに大きく反応、乱高下を招いた。
株式市場は前週末5日の時点で日経平均株価は終値ベースで6営業日続伸、5営業日続けて年初来高値を更新した。過熱相場に対する警戒感が出ていた。
東証株価指数(TOPIX)の午前終値は、前週末比0.53ポイント高の1446.20。東証1部銘柄の騰落は、値上がりが803、値下がりが855と拮抗している。