水が漏れた痕跡(右)がある第2ロッテワールドの地下2階にある水族館=9日、ソウル(聯合=共同)【拡大】
【ソウル=加藤達也】ソウル市の南東部で開発が進められている「第2ロッテワールド」で、既に開業した水族館の大型水槽の水中トンネルで水漏れが起きていたことが分かった。
聯合ニュースによると今月3日、地下2階のコンクリート壁とアクリル樹脂製の透明板の隙間を埋めるシリコンにできた数ミリの亀裂から漏水しているのが見つかった。施設側はダイバーを投入して補修したが観覧客に危険はないと判断し、補修作業中に周囲約10メートルの立ち入りを禁止して営業を続けていたという。
第2ロッテワールドはテーマパークなどからなる複合施設で、2016年末に韓国で最も高い123階建ての超高層ビル(555メートル)が完成予定。ただ周辺の地下に空洞が見つかったほか火災や部品の落下で負傷者も出ており、市民団体などが施設の安全確保を求めている。