ベトナムは自動車の輸入拡大が続いている。同国統計総局によると、今年1~11月の自動車輸入額は前年同期の2倍となる12億3000万ドル(約1460億2560万円)に上る。燃料価格や自動車登録料の引き下げなどに伴い自動車需要が高まるなか、輸入車人気は当面続くとみられている。今年通年の自動車輸入額は過去最高の15億ドルに達すると業界専門家は予測する。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。
月間ベースの輸入台数と輸入額は6月の6000台・1億3300万ドルから増加を続け、11月は8000台・1億5500万ドルに達している。現在も輸入車販売は好調で、11月末に南部ホーチミンで開催された同国最大の自動車展示会「ベトナム・モーターショー」には5日間の期間中に16万2000人が来場し、昨年の2.5倍に相当する560件の購入契約が交わされたという。