マッキンゼーの上席研究員によると、フィリピンは国内販売の拡大を追い風に自動車産業の振興を図るためには、同産業への投資優遇措置や自動車の部品や資材の供給網に加え、安定したビジネス環境の整備が不可欠だと指摘。部品などを生産する中小企業を供給網に組み込んでいくなど、裾野産業の育成が喫緊の課題としている。
一方で、政府は国内の自動車生産を支援することが目的の6億ドル(約721億円)の基金創設について、2016年まで先送りする方針を11月に示した。自動車産業振興に向けた同国政府の姿勢が問われそうだ。
ASEAN自動車連盟によると、13年の自動車生産台数はタイが首位で245万7057台、次いでインドネシア(120万8211台)、マレーシア(60万1407台)、ベトナム(9万3630台)と続き、フィリピンは7万9169台の5位となっている。(シンガポール支局)