李在鎔サムスン電子副会長(AP)【拡大】
李会長が倒れた後、李在鎔氏は新規上場や事業売却を進めて資金を調達した。李会長から資産を引き継ぐ際の相続税対策とみられている。一方、先月1日に発表された李在鎔氏主導の初のグループ人事は、小幅異動にとどまり、変化より安定志向を印象づけた。まずは体制移行という一大事業のソフトランディングを優先させる意向とみられるが、サムスン電子の業績悪化の中で不満の声もある。
李在鎔氏には“ライバル”がいる。李会長の長女でホテル新羅社長の李富真(プジン)氏(44)と次女で第一毛織ファッション部門社長、李叙顕(ソヒョン)氏(41)だ。
特に、富真氏はビジネスホテル「新羅ステイ」の積極展開など、「強気の経営が先代、先々代の市場先導戦略に通じる」(サムスン物産関係者)とされる。サムスンの将来は3兄妹の協力体制の成否にかかっているとの見方もある。