【ワシントン=小雲規生】米上院財政委員会のハッチ委員長は30日、ワシントン市内での講演で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉について「日本やカナダ、その他の交渉参加国が市場を開放するつもりがないなら、最終合意が議会の支持を受けることはない」と述べた。
オバマ政権はTPP交渉の3月中の合意を目指しているが、ハッチ氏は安易な合意にクギを刺したかたちだ。
また、ハッチ氏は、他国が通貨安誘導で輸出を後押ししているとの不満が米議会にあることを踏まえ、オバマ政権が議会に対して十分説明するよう求めた。
さらに、米議会が通商交渉で政府に権限を一任する大統領貿易促進権限(TPA)法を成立させることの重要性も改めて強調した。