【社説で経済を読む】AIIB 「米中合意なし」は幻想か (3/4ページ)

2015.3.30 05:00

中国の習近平国家主席(前列中央)とアジアインフラ投資銀行の設立に基本合意した各国代表=2014年10月、北京の人民大会堂(共同)

中国の習近平国家主席(前列中央)とアジアインフラ投資銀行の設立に基本合意した各国代表=2014年10月、北京の人民大会堂(共同)【拡大】

 毎日も24日付で「積極関与を考える時だ」と題し、「加盟国の裾野が広がり、多様性を持った国際機関になる可能性が見えてきた以上、傍観を続けるのは得策ではない」と参加へ舵(かじ)を切るよう政府に求めた。

 ◆金融秩序崩す狙い

 経済成長著しいアジア地域では、2020年までに1000兆円近いインフラ投資が必要だとする推計もある。

 こうした旺盛な資金需要に応えるには、日米が主導する現在のアジア開発銀行(ADB)だけでは不十分-。新銀行創設を求める中国の言い分でもある。

 むろん、狙いはそれだけではあるまい。

 AIIB構想の背景には「米欧や日本が構築してきた国際金融秩序を崩す狙いが指摘される」と懸念するのは産経だ。

 欧州の態度変化についても「巨大市場を抱える中国との関係強化」に惹(ひ)かれた結果だとし、「日米と比べれば安全保障面で中国と向き合っておらず、参加のハードルは高くないのだろう」と分析した。

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