「パンドラの箱」開ける中国 資本の純輸出国に転換 チャイナマネーが世界席巻、企業買収加速も (2/4ページ)

2015.4.2 06:39

 中国商務省によると、対中直接投資の実行額(金融分野を除く)は2014年、前年実績比1.7%増の1195億6000万ドル(約14兆2970億円)だった。これに対し、中国から海外に向かった対外直接投資の実行額は同14.1%増の1028億9000万ドル。その差、約167億ドルまで縮まった。07年には4倍以上もの開きがあったが、逆転現象は今年、確実に起きる。

 チャイナマネーの猛威は不動産だけではない。香港市場を突破口とし、海外証券市場に中国国内の個人資産も含む資本の大移動が起これば、市況は大きくアップダウンすることが予想される。経営破綻に追い込まれた日本の機械メーカー池貝が04年、上海電気集団から資本を受け入れて経営再建を図った事例、中国の聯想(レノボ)集団が05年に米IBMのパソコン部門を買収したケースなど、外国企業に対するM&A(企業の合併・買収)の攻勢もさらに激しさを増す。

 習近平指導部が昨年12月に開いた共産党と政府の経済工作会議で、「外資導入と対外投資を均衡させる」との方針を確認した。「新常態」時代は積極的対外投資との両立で自国産業の実力を磨く戦略も鮮明にした。

「一帯一路」と呼ばれる2つのシルクロード構想

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