中国英字紙チャイナ・デーリーは「輸出拡大と外資引き入れという古い経済成長モデルで経常収支と資本収支の『双子の黒字』を飾る時代はすでに終わった」との専門家の発言を伝えた。政府の指示で年率15%前後も自動的に引き上げられる労働賃金や、頻発する労使紛争、外資企業への規制強化、金融システムリスクなど対中投資回避の理由は枚挙にいとまがない。
昨年は微増にとどまった対中直接投資額が今年、マイナスに転じない保証はない。そうした環境下での「資本の純輸出国への転換」。開かれた「パンドラの箱」がどのような禍害をもたらすのか、あるいは世界経済を救うのか、まだ分からない。(上海 河崎真澄)