甘利明環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)担当相は25日夜のBS番組出演後、東京都内で記者団の取材に応じた。28日に予定されている日米首脳会談におけるTPP交渉の扱いについて、「(今月19~21日の)日米閣僚協議でかなりの進展があったことを歓迎し、残された課題を早急に閣僚間で詰めるように指示が出されるのではないか」と述べ、首脳会談後、早期に米通商代表部(USTR)のフロマン代表と再度の日米閣僚協議を行うとの見通しを示した。
甘利氏は今回の日米閣僚協議の結果について、「もう一度大臣折衝をやれば何とかなるというところが見えてきた」と指摘。次回の日米閣僚協議については、5月下旬にも開かれるTPP交渉参加12カ国の閣僚会合前に行われる可能性があるとの認識を示した。