日本の通商戦略に打撃 メガFTA交渉失速も (2/2ページ)

2015.8.1 13:39

共同記者会見する甘利TPP相(左から2人目)。同3人目はフロマン米通商代表=7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)

共同記者会見する甘利TPP相(左から2人目)。同3人目はフロマン米通商代表=7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)【拡大】

  • 共同記者会見するフロマン米通商代表(右端)。その隣は甘利TPP相=7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)
  • 共同記者会見する甘利TPP相(左から2人目)。同3人目はフロマン米通商代表=7月31日、米ハワイ州ラハイナ(共同)

 世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)も参加国・地域の思惑の違いから進んでおらず、7月31日にジュネーブで開かれた貿易交渉委員会でも関税削減などの分野の合意に向けた「作業計画」について、意見がまとまらず策定できなかった。13年に採択された閣僚宣言で今年7月末までの策定を掲げていたが、目標を達成できなかった。

 ある政府高官は「TPPがまとまれば、EUや中国などは日本市場での競争条件が不利になりかねないと焦り、日本とのEPAやRCEP交渉に取り組んできた。TPPが駄目なら、他の交渉に悪影響が及ぶ」と懸念する。

 来年に次期大統領選を控える米国の政治日程などを踏まえると、今回の閣僚会合で合意しなければ、合意が一気に遠のくとの見方は強い。日本の通商戦略が見直しを迫られるだけでなく、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」にとっても大きな痛手となる。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。