全国農業協同組合中央会の会長に就任した奥野長衛氏。会長一人で行うのが通例だが、主要な役員が壇上に並ぶ異例の就任記者会見を行った=11日、東京都千代田区(荻窪佳撮影)【拡大】
コメ7万トン輸入は「ちょっと違う」
そして、質問は再びTPP交渉に移り、日米協議で日本が主食用米の7万トンの無関税輸入枠を設ける方向で調整していることについて言及した。
-奥野氏にとって、TPP交渉で7万トンの輸入枠を設けたという合意内容は、重要農産品5分野の関税維持を求めた衆参両院の農林水産委員会の決議を守ったと思うか
奥野氏「TPPについてはまだ全容が明らかになっていない。ただ、例えばコメで7万トン(無税輸入枠を設ける)という話が出てきたら、これはちょっと違うのではないですかという感覚は持ちます」
その後、JAの組合員減少問題や協同組合の理念と市場原理主義との対立などへの質問が飛び交い、会見は約1時間で終了。奥野氏を複数の記者が取り囲み、ぶら下がり取材を要求するも、奥野氏は「次の予定がある」という理由で会見場を後にした。