ロボットの実証プロジェクト 誰もが豊かに暮らせる社会創造 (2/3ページ)

2015.9.16 06:00

鈴木寛文部科学大臣補佐官

鈴木寛文部科学大臣補佐官【拡大】

  • 古田貴之千葉工大未来ロボット技術研究センター所長

 --協議会に参画した理由は

 古田氏「生まれ変わる日本を見てもらうプロジェクトだからだ。鈴木氏が世界初の未来社会の在り方の絵を描き、われわれが持つ技術やアートをツールとして提供し実現する。高齢化時代に求められる社会をイメージし、世界に発信する。もう一つの側面は、東京五輪・パラリンピックに向け、前向きな話をしようということ。五輪は未来志向のために誘致したはずで(新国立競技場建設やエンブレムなどの問題もあるが)今後5年間で日本の素晴らしさを見せる。前向きになるまたとないチャンスを生かせない手はない」

 --新しい手法も試みる

 日本の英知を結集

 鈴木氏「例えばプロジェクトを進めるに当たり必要な資金集めだが、政府には頼らない。財政再建問題もあって政府は未来への投資が難しくなっている。政府がプランを作り、インセンティブを与える従来のモデルは限界にきている。これまでは企業と官僚が中心だったが、これからの情報社会はいろいろな人が集まりITとロボット技術を使いながらユニバーサル社会、つまりコンビビアルな社会の在り方を設計し実現する。人やカネ、場所といった社会資源を集めて新しいものを創る。参加者は公募するのでユニバーサル社会づくりに賛同する企業などはぜひ手を挙げてほしい。日本の英知を結集する」

モノづくりだけでは日本の世の中は変えられない

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