総務省が25日発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は103・4と前年同月比0・1%下落した。下落は日銀の大規模金融緩和が始まった平成25年4月以来、2年4カ月ぶり。原油安で電気代をはじめとするエネルギー価格が落ち込んだため。28年度前半ごろに2%の物価上昇を達成する日銀の目標とは大きな開きがあり、追加金融緩和の圧力が高まりそうだ。
調査対象524品目のうち下落は2品目減ったが、上昇も5品目減った。円安の影響で輸入に頼る食料などは上昇したが、ガソリンや電気代などのエネルギー価格の下落の影響が上回った。
品目別の前年同月比は、電気代やガソリン、灯油などが軒並み下がり、エネルギー価格全体で10・5%下落した。一方、テレビなど教養娯楽用耐久財が5・4%上昇したほか、訪日外国人の増加を背景に宿泊料は4・5%上昇。生鮮食品を除く食料も1・8%上がった。
大規模金融緩和のスタート以降、円安で物価指数は前年を上回る状態が続いた。しかし、昨夏以降は原油価格が急落したため、上昇幅が縮小していた。