ロンドン大学などの研究チームが複数の研究を集めて統計的に解析する方法で、労働時間と脳卒中、心臓病との関係を調べた。対象は欧州、米国、オーストラリアで実施された24の疫学調査をもとに公表された25件の論文や未公表のデータなど。
脳卒中に関して男女約53万人のデータを追跡したところ、週の労働時間が標準(35~40時間)の人に比べ、週41~48時間の人では、発症リスクが10%高まった。さらに、週49~54時間の人では27%、週55時間以上の人では33%も高くなった。
心臓病については、男女約60万人のデータを追跡した。週55時間以上働く人で標準の人に比べ、発症リスクが13%高くなった。
長時間労働が心血管系の病気のリスクを上げることはこれまでも複数の研究で示唆されていたが、この研究で、長時間労働と脳卒中の関連がはっきり示されたといえる。