9月22日、米サンフランシスコ市議会で決議採択をほかの支持者らとともに喜ぶ李容洙氏(中央)=共同【拡大】
李は毎週水曜日、挺対協が主導し、ソウルの在韓日本大使館前で行っているデモに、大邱から片道2時間以上をかけて参加してきた。
その李が、韓国週刊誌『未来韓国』(6月24日号)とのインタビューで、自分たちを支援してきた挺対協を痛烈に批判したことは、韓国内で驚きをもって受け止められた。
韓国で挺対協の影響力は絶大で、韓国政府もその意向には従わざるを得ない状況だ。日本政府に対し強硬な姿勢を断固崩さない挺対協は、慰安婦問題解決の妨げにさえなっている。
李はインタビューで「問題解決をしようとするなら、被害者を同席させ、意見を聞き、日本の代表や韓国政府の関係者たちとの間で話し合うべきなのに、そのようなことはない」
さらに、こんな疑問を投げかけた。
「挺対協の水曜デモも何のためにやるのかよく分からない。これは、始まりも終わりもなく、ひたすら『謝罪せよ』『賠償せよ』と言いながら、集会の回数のみをこなせばよいというやり方だ」