TPP対策大綱(詳報) (1/5ページ)

2015.11.27 05:00

コメなどの分野では輸出拡大を通じた地域の収益力強化を進める

コメなどの分野では輸出拡大を通じた地域の収益力強化を進める【拡大】

 政府が決定した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の対策大綱は次の通り。

 【基本的な考え方】

 TPPの効果は海外展開に踏み切れなかった地方の中堅・中小企業に幅広く及ぶ。成長産業としての力強い農林水産業をつくり上げるため万全の施策を講じる。

 【関連政策の目標】

 1、TPP活用促進

 工業品だけでなく農産品・食品も、モノだけでなくコンテンツやサービスも積極的に海外展開。TPPを契機として「新輸出大国」を目指す。

 (1)丁寧な情報提供と相談体制の整備

 ▽TPPの普及啓発

 セミナーや説明会参加者にアンケートを行い、満足度60%以上を目指す。

 ▽中堅・中小企業のための相談体制の整備

 相談窓口の利用者にアンケートを行い、満足度60%以上を目指す。

 (2)新たな市場開拓、グローバル・バリューチェーン構築支援

 ▽中堅・中小企業の新市場開拓のための総合的支援体制の抜本強化

 総合支援の対象企業の市場開拓・事業拡大成功率60%以上を目指す。

 ▽コンテンツ、サービス、技術の輸出促進

 2018年度までに放送コンテンツ関連の海外市場売上高約200億円を目指す。

 ▽農林水産物や食品輸出の戦略的推進

 20年の農林水産物や食品の輸出額1兆円の目標前倒しの達成を目指す。

 ▽インフラシステムの輸出促進

 20年に約30兆円のインフラシステムの受注を目指す。

 2、強い経済の実現

 (1)TPPによる貿易、投資拡大を国内の経済再生に直結させる方策

 ▽イノベーションによる生産性向上の促進

 革新的な技術開発を生み出す環境整備を実施する。20年にサービス産業の労働生産性上昇率を2.0%にする。

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