総務省が27日発表した10月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は物価変動を除いた実質で前年同月比2・4%減と2カ月連続のマイナス。雇用環境は改善していても消費拡大にはつながっていないのが実情だ。
政府は経済界に賃上げを要請し、最低賃金引き上げによる消費の押し上げを期待する。29年4月に予定する消費税率再引き上げに向けた環境整備を急ぐが、企業には人件費増加への懸念も根強い。
今回の臨時給付金も「消費せずに貯蓄に回す人がいる」(財務省幹部)とみられ、政府が描く経済の好循環に結びつけられるかは見通せない。