クルーズ船で訪日した外国人が年間100万人に達し、江島潔国交政務官(左)から記念品を受け取る中国から来た家族=8日午前、福岡市の博多港【拡大】
昨年の外国籍クルーズ船の寄港回数は博多港が首位の99回。長崎港(70回)、沖縄・石垣港(69回)、那覇港(68回)、横浜港(48回)と続く。中国発着の船が多いため九州・沖縄への寄港が目立っている。
急増するクルーズ船の受け入れ環境の整備に関し、石井啓一国交相は8日の閣議後会見で「早急に対応するため既存設備を改良していく」と述べた。
具体的には、岸壁の緩衝材や係船柱を取り換え、大型船が接岸できるよう改良する。約2億円かけて昨年工事した熊本・八代港では今年、クルーズ船が12回寄港する効果が表れた。
同省によると、平成12年に1030万人だった世界のクルーズ人口は十年間で倍に増え、今後も特にアジアでの拡大が見込まれる。
大都市に偏りがちな訪日客増加の恩恵を全国各地へ波及させる上でも、クルーズ船の寄港先の多様化が課題の一つとなっている。