金融市場でリスク回避の動きが加速し、市場関係者の間では円高・株安基調が当面続くとの見方が多い。
今後の長期金利について、SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは「株価や為替の水準などが影響を与える」と語る。投資家のリスク回避を背景に株安・円高の流れが続けば、日銀が再び追加金融緩和に踏み切るとの観測が高まり、長期金利がさらに下がる可能性があるためだ。
ただ、マイナスの長期金利が定着するかどうかは見解が割れる。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「満期までの残存期間が10年を超す国債の利回りにも低下圧力がかかり、10年国債の利回りはゼロから下の水準で定着するのでは」と指摘する。
これに対し、SMBC日興証券の竹山氏は「すぐには定着しないのではないか。変動率が高く、日銀以外の国債の買い手が限られると思われる水準まで金利が低下しており、きっかけ次第では金利が急上昇する可能性もある」とした。