“強欲”がまねく経済の不合理さ ゴールドマン大胆予想、今度は当たるの? (2/4ページ)

2016.2.21 17:12

スイスのダボス会議で、国際通貨基金のラガルド専務理事(左から2人目)らとともに中国経済の先行きをテーマにしたパネルセッションに参加する、ゴールドマンサックスのゲイリー・D・コーン社長(右端)=1月27日(ロイター)

スイスのダボス会議で、国際通貨基金のラガルド専務理事(左から2人目)らとともに中国経済の先行きをテーマにしたパネルセッションに参加する、ゴールドマンサックスのゲイリー・D・コーン社長(右端)=1月27日(ロイター)【拡大】

 しかし振り返れば2008年、GSは原油価格について「200ドル超えもあり得る」と予想していた。当時の世界経済は好調で、原油相場も急上昇。7月には史上最高値147ドル台を付けた。だから市場関係者の多くは、GSの予想について「思い切った」もの程度に受け止めていた。

 しかしリーマン・ショックで原油相場も急落。わずか5カ月で4分の1の水準にまで下落した。

 なぜ誰も予想できなかったの?

 世界経済を牽引するのは、ブラジル(B)、ロシア(R)、インド(I)、中国(C)だ。名付けて「BRICs」-。

 01年に、こううたったのもGSだった。証券会社が顧客に投資先を売り込むためのキャッチフレーズだったが、なるほどと思う人は市場関係者だけでなく政官界にも多く、またたくまに世界に広がった。その後、南アフリカ(S)を加えた「BRICS」となり、関連金融商品は値を上げた。

それが今や、汚職に毒されたブラジルに、欧米との対立で…

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