【G20】中国防戦、市場混乱の震源地に集中砲火 (2/2ページ)

2016.2.26 21:38

G20財務相・中央銀行総裁会議の開幕式で、中国の楼継偉財政相(右)に声を掛ける麻生財務相。中央は日銀の黒田総裁=26日、上海(共同)

G20財務相・中央銀行総裁会議の開幕式で、中国の楼継偉財政相(右)に声を掛ける麻生財務相。中央は日銀の黒田総裁=26日、上海(共同)【拡大】

 そこには、(1)独立した金融経済政策(2)為替相場の安定(3)自由な資本移動-という3つの政策は同時に実行できないという国際金融のジレンマに陥っている中国の苦境がうかがえる。

 成長鈍化への不安感を拭い去ることができれば資本逃避は低減するが、利下げなど金融緩和も伴う景気テコ入れ策で財政出動を拡大すれば、重大な構造問題である過剰生産や不良債権を悪化させる副作用は避けられない。利下げなど金融緩和が人民元安に結びついた苦い経験もある。

 人民元の国際化に向けて資本取引の自由化は欠かせないが、しばらく封印せざるを得ない。反対に資本規制の強化に動けば、国際通貨基金(IMF)から人民元の特別引き出し権(SDR)通貨入りを認めてもらった際の金融市場の自由化という条件にも逆行する。

 G20の攻防戦を通じて中国のこうした構造問題があぶり出されそうだ。

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