【公示地価】都道府県別の上昇率 住宅地は復興需要が続き福島1位、宮城2位  (2/2ページ)

2016.3.22 21:18

住みたい街として人気が高まる武蔵小杉で、住友不動産が販売する超高層マンション「シティタワー武蔵小杉」=川崎市中原区(伴龍二撮影)

住みたい街として人気が高まる武蔵小杉で、住友不動産が販売する超高層マンション「シティタワー武蔵小杉」=川崎市中原区(伴龍二撮影)【拡大】

  • 訪日外国人客効果もあり地価の最高地点となった東京・銀座の山野楽器銀座本店=東京都中央区(大西正純撮影)

 また、宮城県の住宅地は1・9%の上昇(前年は2・3%上昇)。一時は沿岸部で10%を超える上昇率を記録した石巻市の住宅地は0・7%の上昇(前年は1・5%)にとどまった。

 一方、仙台市のベッドタウンで福島県からの移住者も多いとみられる名取市では昨年と同じ2・2%の上昇となり、上昇傾向が続いている。

 不動産鑑定士の鈴木禎(よし)夫(お)氏は「震災から5年が経過して被災者による不動産の取引は落ち着き、地価上昇率は小幅になるのではないか」と予測している。

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