衆院TPP特別委員会が熊本県地震を受けて休憩。退席する石原伸晃TPP担当相(奥右)と森山裕農水相。右手前後ろ姿は西川公也委員長=15日午前、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)【拡大】
とはいえ、TPP承認案などの今国会での成立が困難であることに変わりはない。これまでに、出版を予定していたとされるTPP交渉に関わる西川公也委員長(自民党)の著書をめぐり、民進党が激しく反発して審議を拒否、実質4日間審議が遅れている。自民党は民進党が要求していた党首討論を20日に行うことを了承する代わりに、15日の審議再開にこぎつけたが、地震で吹き飛んだ形だ。
与党は特別委の審議に入る前に、40時間程度の審議時間を確保することで野党と合意した。しかし、審議入りから11日が経過した現時点での審議時間は8時間半にとどまる。今国会での成立には月内に衆院を通過させる必要があるが、民進党は「40時間」を譲らない。
こうした状況を踏まえ、谷垣氏は15日の記者会見で、今国会の会期延長について「ないとは言っていない。日程は非常にタイトだとは繰り返し申し上げてきた」と含みを持たせた。二階俊博総務会長は記者会見で、地震の影響でTPP承認案などの今国会成立が危うくなってきたとの指摘に対し、「途中でギブアップしないで、やれるところまでやる」と強調した。