ある旅館関係者は「経済効果は全くなかった」と言い切る。
一方、12年に国内初の地方開催サミットが行われた沖縄県でも、こうした“失速”がみられた。開催翌年の13年に同県を訪れた外国人観光客は20万人だったが、3年後には目標(23万人)を大きく下回る13万人まで落ち込んだ。
名護市の繁華街で飲食店を経営する女性は「あの頃は、海外からたくさん人が来るからといって英会話集を作ったりしたけどね…」と言葉少なだ。
効果持続させるには
ただ、今回サミットが開催される三重県には、年間800万人以上が訪れる伊勢神宮などもあり、サミットを機に相乗効果が生まれれば経済効果の持続は可能とする期待も大きい。
実際、伊勢市では25年、伊勢神宮の社殿を20年に1度建て替える「式年遷宮」があり、年間の参拝者は統計を取り始めて以来初めて1千万人を突破。周辺の宿泊施設は予約で埋まり、地元への経済効果は3千億円に達したとする試算もある。