スマホ市場で大きなシェアを持つサムスン。新製品の売れ行きは堅調だ(AP)【拡大】
足元では、サムスン、LGとも部品調達先が複数あり、一定の在庫を確保しているため影響は顕在化していないが、ソニーの部品工場停止は「世界のスマートフォン製造に直接影響を与えるものとみられる」(朝鮮日報)と懸念する。
同紙は、熊本工場の操業停止が続けば、サムスン、LGに余波が生じる恐れがあると指摘した。
部品調達への不安、消えず
サムスン電子の2016年1~3月期連結決算(暫定集計)は、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比で10・4%増の約6兆6千億ウォン(約6300億円)、売上高は4・0%増の約49兆ウォン。新型スマホのギャラクシーS7、S7エッジの販売の好調さが寄与した。LG電子も1~3月の営業利益は65・5%増の5052億ウォンと好決算をたたき出した。
ただ、こうした好業績の背景には、「生産過程での部品在庫管理」(毎日経済新聞電子版)など緻密なコスト削減戦略がある。大量の部品在庫を抱えないスリムな生産体制を目指す中での、部品調達の不安は韓国メーカーにとって、経営上の大きなリスクになりかねない。