記者会見する安倍首相=5日、ロンドン市内のホテル(共同)【拡大】
「なすべきことは明確です。アベノミクスの3本の矢をもう一度世界レベルで展開させることです。自由な競争の中から新しい技術革新が生まれ、そして新しい付加価値が生まれます。構造改革を推し進め、良いものは良いと評価される、自由で公正な市場をつくらなければなりません。そのためにも日本はTPPや日EUEPAの実現を急いでいます。多くの専門家は今年、さらなる景気悪化と、世界的な需要の低迷を見込んでいます。安定した成長軌道を目指し、この低迷した状況から一気呵成に抜け出す、脱出速度を上げていくためには、金融政策だけでなく、財政政策においても、機動的な対応が強く求められています。新興国を中心に質の高いインフラや環境分野での投資を一層拡大していくことも必要です」
「イギリスを代表する保守政治家、チャーチル首相の言葉がよみがえります。『行動を起こすことを私は全く恐れない。恐れるのはただ無為に時を過ごすことだけだ』-世界経済が抱えているリスクが顕在化し、危機に陥るその前に、私たちは行動を起こさなければなりません。私たちG7にいま求められていることは、行動であります。1カ月ほど前、ワシントンでオバマ大統領やカナダのトルドー首相と一致したこの認識を今回、ヨーロッパの友人たちとも共にすることができたと考えています」