李さんによると、店の売り上げはヘッドスパの導入前に比べて約1・5倍に増えた。その約3割がヘッドスパの利用によるものという。李さんは「客単価が上がった。椅子に腰掛けて作業ができるのでスタッフからの反応もいい。確かに椅子は高価だったが、見合った価値がある」と話す。
世界初でブランド力
このヘッドスパは、タカラベルモントが美容院用の椅子「YUME(ユメ)」シリーズなどの開発とともに提案した新サービスだ。椅子には長時間寝ても客の首が疲れないよう設計し、シャンプー台を大きくすることでマッサージができるようにした。心地よさに感動した韓国の芸能人が「ユメのないところには行かない」と理美容機器のイベントで発言し、注目度が上がったといわれる。
ユメシリーズのような質の高い製品を武器に世界展開を進め、韓国以外でも米国や中国などで高級サロンの御用達としての地位を築いているという。現在の理美容の業態が発祥した欧州ではブランド力のある老舗企業が多いため、高級路線のほかに低価格製品も投入する戦略でシェア拡大を目指す。