同社の海外進出の歴史は古い。昭和31年に米国に現地法人を設立し、その後もパリやロンドン、ソウルなどに現地法人を設立するなどした。そして画期的な製品を開発することで海外展開に弾みをつけた。
昭和37年には、電動で昇降する理容室向け椅子を世界で初めて開発。重いレバーで椅子を上下する必要がなくなり、ハサミやクシなど細かな指先の感覚が求められる理美容師にとって、負担を軽減する画期的な機器として瞬く間に普及したという。
平成元年には、パーマ液の浸透などに使用する遠赤外線装置を大幅にモデルチェンジ。従来品は頭部をすっぽりと包むタイプだったが、リング状を実現した。見た目がオシャレで、扱い方も簡単なため大ヒットした。
ユメなどシャンプーをしながら頭皮をマッサージするヘッドスパは14年に開発して評判となっている。人間工学に基づいて背もたれの角度や枕の位置などに研究を重ね、極上の座り心地や寝心地を追求してきたノウハウが遺憾なく発揮された。
途上国で先手
画期的な製品で欧米などで地位を得ている同社が現在、注目しているのはアジア市場だ。ベトナムに工場を新設し、シンガポールに現地法人を設立するなど態勢を強化している。