【党首討論詳報(2)】民進・岡田代表「消費税引き上げは先送りせざるを得ない」、4案提示に安倍首相「うかがっておく」 (2/3ページ)

2016.5.18 18:37

国家基本政策委員会合同審査会を終え、握手する民進党・岡田克也氏(左)と安倍晋三首相=18日午後、国会・衆院第1委員室(山崎冬紘撮影)

国家基本政策委員会合同審査会を終え、握手する民進党・岡田克也氏(左)と安倍晋三首相=18日午後、国会・衆院第1委員室(山崎冬紘撮影)【拡大】

  • 国家基本政策委員会合同審査会で討論する民進党・岡田克也氏(左)と安倍晋三首相=18日午後、国会・衆院第1委員室(山崎冬紘撮影)

 「3番目は、社会保障の充実策。本来であれば、例えば年金の低年金者に対する年額6万円の給付、これは制度としてしっかり始まるはずだ。子供・子育てもある。こうしたものは、消費税を先送りするからといって先送りせず、4月からやる。これはある意味、機動的財政出動の中身だ。公共事業ではない。そして、財源は、消費税を上げるまで赤字国債でやるしかない。つまり2年間は赤字国債で賄うということだ。そして、4番目は、2年間、時間ができたわけだから、もう一度、軽減税率の導入は白紙に戻して総合合算制度や、給付付き税額控除と、どれが一番望ましいかということをきちんと議論し直す。この4点を提案しておきたい」

 安倍首相「消費について言えば、今回は1~3月においては、個人の最終消費はプラスだが、消費税を引き上げて以来、弱いのは事実だ。その弱さにおいては、われわれの予想よりも弱いことは事実だ。そこにわれわれは注目している。いま、岡田代表から具体的なご提案をいただいた。経済をしっかりと成長させていかなければならない。また、その果実をいかして、すでに国民に約束している社会保障の財源についても、提案をいただいた。従来の申し上げた考え方の中で適切に判断していくが、今の岡田代表のご提案はご提案としてうかがっておきたい」

 岡田氏「議題を変える。首相は自民党の憲法改正草案について、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義など現行憲法の基本原理は自民党の憲法改正草案でも貫かれている、と答弁した。そこで貫かれている平和主義とは具体的に何か」

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